〜スイングジャーナル 2008年4月号より〜
XUXUと光(フォトン)の競演ライブ@STB139



XUXUと光がジョイントしたスペシャル・ライブ
Photo by Shinichi Takahashi
 20年以上のキャリアを誇るプロデューサー、伊藤秀治が仕掛けるジャズ・レーベル「3361*BLACK」の所属アーティストXUXU(シュシュ)と光(フォトン)のライブが、2月29日、東京六本木 “STB139スイートベイジル” で行われた。
 トップバッターは、ア・カペラ・グループとして確固たる地位を築いたXUXUが登場。結成8周年を迎える彼女たちは、高度な唱法により磨きをかけ、昨年行ったパリ公演と同内容の演目で聴衆を魅了。秋吉敏子の「孤軍」からモンク・ナンバーまで、独自のXUXUワールドで料理する手腕はさすが。
 続く光(フォトン)は、メンバー全員21〜23歳の新鋭たちからなるピアノ・戸リオ+バイオリンのカルテット。正直、彼らの演奏は予想以上の発見だった。まだ学生といっても良い年齢の彼らだが、その実力は相当なレベルに達している。クラシック教育で培った確かな演奏力と、ジャズ、民族音楽の即興エッセンスが程よくブレンドされたスタイリッシュなサウンドを作り上げている。筆者は彼らの演奏を聴く前は「ちょっと変わったコトをしているコンセプト・バンド」と勝手に思っていたのだが、とんでもない誤解だった。若手コンボの中でもトップ・グループに位 置する実力と言って良いだろう。
 ラストは2組がジョイントしてのスペシャル・ライブとなって聴衆を盛り上げた。まだ若い光(フォトン)だが、歌伴も無理なくこなすステージ上での余裕はたいしたもの。春以降の展開に期待したい。
(高橋)

←XUXUトピックスTOPへ戻る