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山下洋輔プレゼンツ“こもれびジャズナイト” |
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アンコール以外の山下の演奏曲はすべてオリジナル。山下のピアノ・ソロによる"フェイズ・アフター・フェイズ"、水谷&外山とのトリオによる"フォー・デビッズ・セイク"の後、川嶋が登場。"テンス・テーマ"は、途中、アップ・テンポになってからいきなり大きな "波" が押し寄せる。川嶋のソプラノが最初はさわやかなロング・トーンだったが、フリーキーなトーンがうなるようなパッセージを繰り返し始め、外山のドラム・ソロがいろんなリズム・パターンを紡ぎだす。ちょっと目先の変わったソロがユニークだ。 2部で今夜のゲスト、XUXUが登場。何と立て続けに5曲を披露した。秋吉敏子の"孤軍"では、鼓など多彩 な楽器の音色を再現。ホールの後方に座っていたが、その広い空間を人間の声だけで重厚なサウンドという魅力で満たしたXUXUは心底すごい存在だと思う。ジャズ・ファンを驚愕させた『ピアニスツ』からのカウント・ベイシーのナンバー"ソング・オブ・ジ・アイランド"では、オルガン・ジャズの響きを再現。"XUXU語" 全開の"スパイ大作戦"、アカペラ・コーラスならではの"メモリー"など、バラエティに富んだ華やかなステージを見せた。山下との共演がないのが残念。 山下が再登場してからのステージでは、川嶋が加わった2曲。下関の平家踊りをモチーフにした<指残姿憩四暫孜>は、ベースが弓で弦を叩くとドラムはハイハットだけでリズムを刻むなどアレンジも凝っていて、日本の民謡調のテーマとストレートな4ビートのピアノ・トリオとが見事に交互に入れ替わる構成。横笛のような日本風な音色を再現する、川嶋の循環呼吸によるブレス奏法のフルートが見事だ。<始視伺暫暫思字憩酸雌支>は川嶋がソプラノとテナーを持ち替え、ソプラノ・ソロでの熱演にものすごい拍手が沸いた。が、特筆すべきはやはり山下のピアノ。王道を行くような表現力の豊かさ、色彩 の豊かさにほっとするのだ。 アンコールは奔放なアドリブの極致の山下のピアノと綿密なアレンジによるXUXUとが見事に融合した"枯葉"<憲葉>。テレビ番組でも披露されていたナンバーだが、今回のステージでたぶん多くの客が期待し、心動かされた瞬間だったように思う。
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